当社のオンラインイベントツールが
Aichi Sky Expo主催者支援サービスに採用されました

zone. お知らせ プレスリリース 日本語記事

「zone.-unbelievable-(ゾーンアンビリーバブル)」に関して愛知国際会議展示場株式会社と販売代理店契約を締結 株式会社ジールアソシエイツ(本社:東京都中央区 代表取締役:永門 大輔)は、愛知国際会議展示場株式会社(本社:愛知県常滑市 代表取締役:モルガン ショドゥレール)と、オンラインイベントツール「zone.-unbelievable-(ゾーンアンビリーバブル)」に関して、販売代理店契約を締結いたしました。本契約により当社は、愛知国際会議展示場株式会社を通じて、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)において催事を開催する主催者様に対し、オンラインでの実施を併用したハイブリッド形式の開催支援を行ってまいります。 「zone.-unbelievable-(ゾーンアンビリーバブル)」Webサイト:https://zone-event.jp/zone/ 新型コロナウイルス感染症の影響によるオンラインイベント需要の高まりを受け、当社は本サービスの企画開発を行い、2020年5月に「zone.-unbelievable-(ゾーンアンビリーバブル)」をリリースいたしました。発売以降もアップデートを続け、ウェビナー配信システムやビデオミーティングツール、360°3D空間撮影・閲覧サービス等の新たな開発や、株式会社ロゼッタの超高精度自動翻訳ツールやSansan株式会社のスマートエントリーシステム等との機能連携を行なってまいりました。現在はMAツールとの連携を進めており、オンラインイベントの主催者様の更なる支援ができるよう利便性向上と品質改善への努力を続けております。 本ツールは主催者側の管理画面および利用者側の体験画面が大変シンプルであることが特徴で、幅広い年代の方々に簡単にご利用いただけます。また高精度AI自動翻訳の開発を行う株式会社ロゼッタの自動翻訳機能を搭載しており、商談・配信時において、海外の主催者・来場者と容易にコミュニケーションが取れる、多言語対応のイベントを開催することが可能です。 両社は今後、販売代理店契約の締結を通して、ハイブリッド開催を検討されている主催者様、あるいはリアル開催を検討されている主催者様にとって将来のリスクに対する備えとして、本サービスを提案するとともに、イベント開催効果の拡大に貢献してまいります。 本リリースはPR TIMESにも掲載しました:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000058445.html ■Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)について Aichi Sky Expoは、6つの展示ホール、18室の会議室、約33,000㎡の屋外多目的利用地、3447台の駐車場などを備えた超大型施設です。国内最大級の展示面積60,000㎡の広さ、国内唯一の常設保税展示場という強みを生かし、国内外の大規模なイベントを誘致しています。 Aichi Sky Expoは展示会としての利用はもとより、コンサート・フェス、式典、学会、ゲームイベント、握手会、スポーツイベント、eスポーツイベント、試乗会、撮影会、また、コロナ禍において、ソーシャルディスタンスを配慮した試験会場としてなど、多岐に亘る形態で利用されております。今後も展示場としての可能性を切り拓いていきます。 Aichi Sky Expoを運営する愛知国際会議展示場株式会社は、主催者様の催事開催を支援する各種サポート体制を完備しております。ご利用目的に応じた最適なソリューションをご提供するとともに、期待を超えるおもてなしをご提案します。 <主な提供サービス> ・オンラインイベントツール ・装飾施工 ・備品レンタル ・イベント警備 ・運営スタッフ ・通信回線サービス ・清掃・廃棄物処理 ・シャトルバス ・物流オペレーション ■愛知国際会議展示場株式会社について 会社名:愛知国際会議展示場株式会社 本社所在地:愛知県常滑市セントレア5丁目10番1号 代表取締役:モルガン ショドゥレール 設立:2018年1月19日 事業内容:コンセッション契約による展示場運営・管理、自主イベント開催事業、官民連携による需要創造推進業務 Webサイト:https://www.aichiskyexpo.com/ Facebook:https://www.facebook.com/Aichi.Sky.Expo/ Twitter:https://twitter.com/Aichi_Sky_Expo Instagram:https://www.instagram.com/aichi_sky_expo_official/ YouTube:https://www.youtube.com/channel/UClrlDg6oZw3d1zR_TNTRrdw Linkedin:https://www.linkedin.com/company/aichi-sky-expo/ ■zone.-unbelievable-(ゾーンアンビリーバブル)について オンライン開催であってもイベントはイベント。 多くのイベントをプロデュースしてきた当社だからこそ設計できる、時間軸に沿って流れるようなオンラインイベントを実現します。 様々な規模のオンラインイベントに対応します。 ※「ゾーンアンビリーバブル」は株式会社ジールアソシエイツの登録商標です。(登録商標第6476043号) <主な機能> ・超高精度自動翻訳ツールによる多言語対応(株式会社ロゼッタとの機能連携) ・「Smart Entry by Eight オンライン名刺」(Sansan株式会社との機能連携) ・WebAR配信ソリューション(長谷川工業株式会社との共同開発) ・ウェビナー配信ツール「zone. Webinar」との連携 ・オンラインビデオミーティングツール「すもとく」との連携 ・360°3D空間撮影・閲覧サービス「ZEAL Cutting Edge 3D」との連携 ・MAツールとの連携 ※開発中 ・外部商談/配信ツールとの連携 <概要> 商品名称:zone.-unbelievable-(ゾーンアンビリーバブル) Webサイト:https://zone-event.jp/zone/ 企画・開発:株式会社ジールアソシエイツ ■株式会社ジールアソシエイツについて 会社名:株式会社ジールアソシエイツ 本社所在地:東京都中央区築地2-3-4 築地第1長岡ビル2F 代表取締役:永門 大輔 設立:2004年1月23日 事業内容:”体験”に特化したハイブリッド(リアル&デジタル)プロモーションの企画・制作・開発 <リアルエクスペリエンス> ・イベントプロモーション ・展示会出展 ・プライベートショー / カンファレンス ・商環境 ・デジタルコンテンツ <デジタルエクスペリエンス> ・自社運営サービス:zone.-unbelievable-(ゾーンアンビリーバブル)、zone. Webinar、すもとく powered by zone.、ZEAL Cutting EDGE 3D ・オンラインプロモーション開発 Webサイト:https://www.zeal-as.co.jp Facebook:https://www.facebook.com/ZEALAssociates Twitter:https://twitter.com/zealas Instagram:https://www.instagram.com/zealassociate_corp/ YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCtR2D0FWxTEdtmtAWJCTDYQ 【本件リリースに関するお問い合わせ先】 株式会社ジールアソシエイツ 営業本部 東京都中央区築地2-3-4 築地第1長岡ビル2F お問い合わせフォーム:https://zeal-as.co.jp/contact/

【ミライデザイン研究所】「庵野秀明展」から学ぶ、来場者を夢中にさせる体験設計

インサイドジール 日本語記事

営業本部 プランナーのTです。 【ミライデザイン研究所】とはーーー 空間デザインの領域から一歩外に飛び出し、 考え方やデザインの成り立ちについて考察、予想しアイデアにプラスしていく、そんな企画です。 今回は、現在、新国立美術館にて絶賛開催中である、「庵野秀明展」についてお送りいたします。 みなさんは庵野秀明という名を聞いて、どんな作品を思い浮かべますでしょうか。 彼は、特撮怪獣映画として、第40回日本アカデミー賞にて7冠を制した「シン・ゴジラ」や、 世界中に熱狂的なファンを持つアニメ「ヱヴァンゲリヲン」シリーズなど、輝かしい・衝撃的な映像作品の数々を世に生み出してきました。 今展覧会では、「庵野秀明をつくったもの」「庵野秀明がつくったもの」「そしてこれからつくるもの」の3つのコンセプトにて 時系列で空間構成されており、それらの映像作品に関する、数々の貴重な原画や画コンテ、ミニチュア模型、完成した映像など 膨大な量の制作資料の展示がメインとなっています。 これだけの膨大な情報量の中を歩いてみましたが、世界観に没頭し時間が経つのがあっという間に感じました。 そこで、このような大規模な展覧会などにおいて、どのように来場者をうまく誘導しつつ、飽きさせない空間にするかのヒントを この庵野秀明展から探し出し、その中から2つの視点をピックアップしてご紹介したいと思います。 1.同じ展示物に対して「魅せ方」をいくつ用意できるか 例えば、「第1章 原点、或いは呪縛」のエリアでは、 庵野氏が幼少期に影響を受けたアニメ・特撮のフィギュアや模型が所狭しと並べられていました。 これらは、美しく整列する美術館のような展示、というよりも、それぞれの特性に合わせ、模型を高さ違いに置いたり、吊り下げたり、 360度模型を見渡せるようにしたりと1つのエリアの中でも多種類の展示方法が活用されていました。 また、模型のほとんどはカバーがかけられておらず、ギリギリまで接近して見ることができるのも 臨場感や没入感を与える方法だと考えられます。 貴重な資料類も種類によって適切な展示方法が使い分けされていました。 画コンテや設定資料などは額に入れられて壁に展示、 膨大なメモや脚本などの厚みのあるものは平置きでそのリアルな物量感を訴求しています。 また、写真やポスターはパネルで大小分けて貼られているものもあったり、ターポリンで大きく出力し存在感を出させるものもあったりと、 平面物だからこそ単調にさせないためにもメリハリのある展示をすることが必要だと言えます。 さらに、庵野秀明展ということで、もちろん映像作品も多く展示されています。 小さなモニターで映し出されたものもあれば、縦3m×横15mの巨大LEDスクリーンを用いたもの、座ってゆっくり鑑賞できるスペース、 画コンテと見比べながら見られるコーナー、天井高までプロジェクターによって高く投影されたものなど、 1つの「映像」に対しての観る方法がいくつも用意されていました。 このように、同じ種類の展示物に関しての魅せ方を多く出すことで、来場者を長い時間飽きさせずに夢中にさせることが可能になります。 視点や見栄え、動作が単調であると、集中力の低下や、印象に残らないなどの原因となり、 どんなに中身が素晴らしい展示品でも魅力が伝わらないこととなってしまうのです。 常に、この展示方法で本当に良いのか、他に最適な方法があるのではないかと考えることが重要になります。 2.人の行動を予測し、さりげなく誘導・制限する 人の行動に無理矢理に制限をかけて誘導をするというのは難しいことです。 いかにストレスなく「さりげなく」人を動かすことができるかが、大きな展覧会やイベントでは鍵になってくると考えられます。 例えば、この庵野秀明展では、よくある「順路」の矢印看板の案内がなくても、大勢の人が道に沿ってスルスルと動いていました。 そして、道に迷ったり、逆走してしまったりしてしまう人もほとんどいなかったように思います。 また、人が詰まって待たされるなんてことも特にありませんでした。 もちろん、コロナ対策で人数を制限していたこともありますが、それ以外にもきちんと空間計画されていた結果だと思われます。 その方法とは、十分な道幅で緩やかに進む強制動線にされていたということです。 狭く複雑な道幅や曲がる角が多いと、移動のためだけの時間や何もない時間が多いと感じる要因となり、 強制されている印象が強くなってしまいます。 また、今回は空間のきっちりとした区切りが少なく、 「隣のエリアから残酷な天使のテーゼが聴こえる!」、「投影された映像が少し見えるけどなんだろう?」などの、 次に早く進んでみたいという気持ちを昂らせる要素も、人をそちらに無意識に動かす要因になっていたと考えられます。 [caption id="attachment_7026" align="aligncenter" width="665"] ▲奥の別のエリアまでの区切りが少なく、動線も広く視野が開ける[/caption] また、人にさせたくないことを、さりげなく制限することも時には必要になってきます。 例えば、この庵野秀明展では映像作品が多く展示されていますがそれらは撮影が禁止になっています。 ほかの展示品は殆どが撮影可能のため、来場者は混同しかねません。 よくある、撮影禁止のマークも本当に毎回確認しているかと言われると、ほとんどの人が気にしていないのではないでしょうか。 そこで、モニターの位置を人の視点より高く配置することで自然と写真を撮影しにくくするようにしています。 そうすることで、モニター下に対比のために展示されている画コンテなどはしっかりと記録ができつつ、 映像はうまく写らないようにすることが可能になります。 モニターも入れて全面を写すには後ろにしっかりと下がるか、カメラの角度を付けなくてはならず、撮りにくいと感じさせることができ、 撮影禁止のマークに気づく機会が増えるとも考えられます。 [caption id="attachment_7027" align="aligncenter" width="665"] ▲上にモニターがあり、実際の映像が流れている。[/caption] 前に述べたように、人の動きを予測し、それに対する解決方法をいかに簡潔にするかが重要になってきます。 今回のように道幅を広くとって緩やかにすることや、撮影禁止のものを高く掲出するなど、 意外と簡単な方法が解決に繋がっているケースが多いです。 案内板や注意喚起以外にもっと適切な方法がないかを考えることが、自然と意匠的な造作に繋がったり、 スタッフ・来場者のお互いにストレスのない運営に繋がったりと、様々な利点を生むことができるのではないでしょうか。 【まとめ:隠れた心の声を読み取る力】 今回の展覧会から学んだことはまとめると以下の2点です。 「どう来場者をうまく誘導しつつ、飽きさせない空間にするか」 → 1.魅せ方を多く用意することで飽きさせず、夢中にさせ続ける 2.さりげなく誘導・制限することで、快適な体験空間になる 今回の庵野秀明展の様に、来場者が見て回る形式の展覧会においては以上の2点を常に抑えておかねばなりません。 そして、十分な体験設計において、最も重要視すべきことは、体験者(来場者)の気持ちです。 人の心情を中心に考えること、そのためには、声には出さないけれども、 実は来場者が思っているであろうことを読み取る力が重要だということを再確認させられました。 人が当たり前にさりげなく行動していることや、面白いと思っていること、快適だと感じていることには、 なにかしらの理由や工夫が凝らされています。 そうした日常のちょっとした隠れたヒントをよく観察し、提供することが、より真髄をついたクリエーティブになるのではないでしょうか。