UNKO MUSEUM
2019.05.18
“人類未体験のエンタメ”空間を作る− 困難を乗り越えた先の圧倒的な達成感 プロジェクト参画のきっかけ 株式会社カヤックの発案で日本初(おそらく世界初)の、うんこを見て、触って、撮って、遊べる 究極の”ウンターテイメント”を提供するUNKO MUSEUMを作ることが決まり、展覧会やイベントの経験が豊富な当社にその空間と体験の設計をお任せくださいました。 「カヤックさんがクソ面白いコンテンツを企画されていたので、ZEALはそのアイデアをいかに空間に落とし込んで成立させるか、 いかに魅力的に見せるかという点に注力しました」。そう語るのは今回クリエーティブディレクターを務めたクリエーティブ局 エクスペリエンスデザイン室 室長の蜂谷くん。 「”人類未体験のエンタメ”と銘打つ以上はヘタなものは作れない、とプレッシャーを感じましたが、日本の歴史の1ページを作る気持ちで、 固定観念は水に流し、3月までの約半年間うんこにまみれる覚悟を決めました。 ウンスタ映え(注:インスタ映えのこと)するエリア、 ウンタラクティブ(注:インタラクティブのこと)なゲームが楽しめる体験エリア、など数々のアイデアを、 営業とクリエーティブと一緒に頭を悩ませながら形にしていきました。」 提案以上の実物をつくるために安全性とクオリティの両立 今までカヤックさんは『うんこ演算』というスマホアプリや『うんこ名言カレンダー』などうんこ関連のプロジェクトを数多く手がけていたものの、うんこそのものを楽しめるアミューズメント空間の開発は初めての試みでした。 「うんこを立体でどう表現するか、形がなかなか決まりませんでした。 コンテンツ数も多かったので膨大な時間がかかり、予定していた制作開始は遅れてしまいましたが、想いを汲んでくれた制作部隊が一気に巻き返してくれました。」 また今回は来場者を楽しませる色々な仕掛けも魅力のひとつ。驚きを与えるために今までにない新しいシステムの開発も必要になりました。 「例えば、巨大なうんこオブジェのてっぺんからうんこが噴火するコンテンツ『うんこボルケーノ』。 様々な演出方法を思いつきましたが、そのすべてが制作は無理だと断られてしまいました。中に人が入ってうんこを投げるしかないのか… という諦めの思いも浮かぶ中、システム導入で噴火をさせるという可能性が制作チームからあがりました。完成し盛大な噴火をみた時、鳥肌が立ちました。」 この案件を担当して 「私たちの作った空間で、多くの来場者が大笑いしながら、体験をして写真を撮って、楽しみ、SNSでも大変盛り上がっています。 クライアントからも『このクオリティは想像以上』という言葉を頂き、今までの苦労が、圧倒的な達成感に変わるのを感じました。 諦めずに困難な課題に立ち向かい、チームや協力会社とともに不可能を可能にできたことで、『世界に驚きと感動を与える』 という企業理念の実現ができ、自信が持てました。