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【ミライデザイン研究所】RED°TOKYO TOWER で発見した「新しい体験」へターゲットを巻き込む方法 -後編-

インサイドジール

エクスペリエンスデザイン部 プランナーのTです。 【ミライデザイン研究所】とはーーー 空間デザインの領域から一歩外に飛び出し、 考え方やデザインの成り立ちについて考察、予想しアイデアにプラスしていく、そんな企画です。 前編に引き続き、2022年4月に東京タワー内にグランドオープンした 日本最大×東京タワー×esports新体験「RED°TOKYO TOWER」についてお送りいたします。 新たなeスポーツカルチャーの発信地になりうる「RED°TOKYO TOWER」に来場すると考えられる2つのユーザー層 1.普段ゲームをやらない、または少ししかしないような「eスポーツ ライト層」 2.eスポーツに関心が高く、ゲームも普段から楽しむ「eスポーツ コアターゲット層」 のうち、後編では2.について考察します。 2.eスポーツに関心が高く、ゲームも普段から楽しむ「eスポーツ コアターゲット層」 2.eスポーツに関心が高く、ゲームも普段から楽しむ「eスポーツ コアターゲット層」 では、逆に普段からゲームに触れているターゲット層にはどうアプローチしているのかについて考察していきます。 この層は、しっかりと知識を持っており、求める期待置も高いです。 そこで、「妥協しない設備」がまず必須です。そして、例えば「ここからプロのeスポーツプレイヤーを生み出すことができる」、 「日本の大会の拠点地になる」など、夢があり魅力的な、プレイヤー同士が高め合うような場所が求められているのではないでしょうか。 それらを叶える1つが、RED°ARENAというエリアです。 ここでは、プロ仕様のゲーミングPC、配信環境、大画面モニターがあり、まさに理想のゲーム環境となっています。 そして、個人がゲームをするだけではなく、教育の場にすることや大会・イベントの開催スペースにも利用可能で、 周りのプレイヤーの熱気や取り組む姿勢を感じながらプレイに励むことができるエリアになっています。 さらに、最新設備を用いたステージがRED°SKY STADIUMがあります。 eスポーツの大会やイベント、ライブを盛り上げる迫力と臨場感を詰め込んだ空間になっています。 最先端のXR映像システムを用いており、ステージ上の人物と映像、CGを組み合わせた映像演出による リアルとバーチャルの融合を体感できます。 この2エリアのように、コアターゲット層に「こんな場所が欲しかった」と思わせるような設備が しっかりと設けられているのが印象的でした。 他にも、“NEXT JAPAN”をテーマとしたカフェ&バー、RED°STANDがあり、コミュニケーションを取る場が用意されています。 プレイヤー同士の息抜きの場でもあり、イベントの観客がここで飲み物や飲食を購入し観戦するといった利用方法も考えられます。 また、オリジナルグッズやゲーム用品の販売なども行われていました。 最先端の技術を用いていることはもちろんのこと、 こういった大会やイベント・ライブでの使用を想定し、「モノ・コト」の巻き込み実現させていました。 そして、自分たちのステージがあること、目指すべき場所があること、仲間と集まる場所があるということは、 eスポーツを発展させることだけではなく、 本気で取り組んでいるコアターゲットへの配慮や意欲向上にもつながるのではないでしょうか。 まとめ RED°TOKYO TOWERでは以下のように各ターゲットを巻き込んでいました。 1.普段ゲームをやらない、少ししかしないような「eスポーツ ライト層」 ▶︎圧倒的な「空間デザイン」の力で「行ってみたい!」を多くつくり、フックに。 そして、新たな発信者に。 2.eスポーツに関心が高く、ゲームも普段から楽しむ「eスポーツ コアターゲット層」 ▶︎「自分たちの新たな拠点」を提供し、人・モノ・コトが集まる場所に。 このRED°TOKYO TOWERでは2つのターゲットが空間の中で上手く入り混じり、お互いに干渉することなく、 むしろeスポーツを盛り上げるために、強く関わっていくことができる構成になっています。 このように、ターゲットが明確に複数存在する場合にはそれぞれに対するアプローチをしっかりと考え、 提供するものを見定めなければなりません。 そして、それらを共存させるのか、はたまたしっかり分けて空間を構成するのかによっても アウトプットはかなり変化するのではないのでしょうか。 そして、新しい体験へと巻き込む際には、単に最先端なものを見せるだけでは、その場で満足して終わってしまいます。 どういった行動を生ませたいのか、どんな気持ちにさせたいのか、どんな未来を見据えるのかをしっかりと考え、 そこから空間に落とし込んでいくことが重要だと改めて感じました。 ・RED° BRAND OFFICIAL WEBSITE:https://red-brand.jp/ ・RED° TOKYO TOWER OFFICIAL WEBSITE:https://tokyotower.red-brand.jp/

【ミライデザイン研究所】RED°TOKYO TOWER で発見した「新しい体験」へターゲットを巻き込む方法 -前編-

インサイドジール

エクスペリエンスデザイン部 プランナーのTです。 【ミライデザイン研究所】とはーーー 空間デザインの領域から一歩外に飛び出し、 考え方やデザインの成り立ちについて考察、予想しアイデアにプラスしていく、そんな企画です。 前編に引き続き、2022年4月に東京タワー内にグランドオープンした 日本最大×東京タワー×esports新体験「RED°TOKYO TOWER」についてお送りいたします。 新たなeスポーツカルチャーの発信地になりうる「RED°TOKYO TOWER」に来場すると考えられる2つのユーザー層 1.普段ゲームをやらない、または少ししかしないような「eスポーツ ライト層」 2.eスポーツに関心が高く、ゲームも普段から楽しむ「eスポーツ コアターゲット層」 のうち、後編では2.について考察します。 2.eスポーツに関心が高く、ゲームも普段から楽しむ「eスポーツ コアターゲット層」 2.eスポーツに関心が高く、ゲームも普段から楽しむ「eスポーツ コアターゲット層」 では、逆に普段からゲームに触れているターゲット層にはどうアプローチしているのかについて考察していきます。 この層は、しっかりと知識を持っており、求める期待置も高いです。 そこで、「妥協しない設備」がまず必須です。そして、例えば「ここからプロのeスポーツプレイヤーを生み出すことができる」、 「日本の大会の拠点地になる」など、夢があり魅力的な、プレイヤー同士が高め合うような場所が求められているのではないでしょうか。 それらを叶える1つが、RED°ARENAというエリアです。 ここでは、プロ仕様のゲーミングPC、配信環境、大画面モニターがあり、まさに理想のゲーム環境となっています。 そして、個人がゲームをするだけではなく、教育の場にすることや大会・イベントの開催スペースにも利用可能で、 周りのプレイヤーの熱気や取り組む姿勢を感じながらプレイに励むことができるエリアになっています。 さらに、最新設備を用いたステージがRED°SKY STADIUMがあります。 eスポーツの大会やイベント、ライブを盛り上げる迫力と臨場感を詰め込んだ空間になっています。 最先端のXR映像システムを用いており、ステージ上の人物と映像、CGを組み合わせた映像演出による リアルとバーチャルの融合を体感できます。 この2エリアのように、コアターゲット層に「こんな場所が欲しかった」と思わせるような設備が しっかりと設けられているのが印象的でした。 他にも、“NEXT JAPAN”をテーマとしたカフェ&バー、RED°STANDがあり、コミュニケーションを取る場が用意されています。 プレイヤー同士の息抜きの場でもあり、イベントの観客がここで飲み物や飲食を購入し観戦するといった利用方法も考えられます。 また、オリジナルグッズやゲーム用品の販売なども行われていました。 最先端の技術を用いていることはもちろんのこと、 こういった大会やイベント・ライブでの使用を想定し、「モノ・コト」の巻き込み実現させていました。 そして、自分たちのステージがあること、目指すべき場所があること、仲間と集まる場所があるということは、 eスポーツを発展させることだけではなく、 本気で取り組んでいるコアターゲットへの配慮や意欲向上にもつながるのではないでしょうか。 まとめ RED°TOKYO TOWERでは以下のように各ターゲットを巻き込んでいました。 1.普段ゲームをやらない、少ししかしないような「eスポーツ ライト層」 ▶︎圧倒的な「空間デザイン」の力で「行ってみたい!」を多くつくり、フックに。 そして、新たな発信者に。 2.eスポーツに関心が高く、ゲームも普段から楽しむ「eスポーツ コアターゲット層」 ▶︎「自分たちの新たな拠点」を提供し、人・モノ・コトが集まる場所に。 このRED°TOKYO TOWERでは2つのターゲットが空間の中で上手く入り混じり、お互いに干渉することなく、 むしろeスポーツを盛り上げるために、強く関わっていくことができる構成になっています。 このように、ターゲットが明確に複数存在する場合にはそれぞれに対するアプローチをしっかりと考え、 提供するものを見定めなければなりません。 そして、それらを共存させるのか、はたまたしっかり分けて空間を構成するのかによっても アウトプットはかなり変化するのではないのでしょうか。 そして、新しい体験へと巻き込む際には、単に最先端なものを見せるだけでは、その場で満足して終わってしまいます。 どういった行動を生ませたいのか、どんな気持ちにさせたいのか、どんな未来を見据えるのかをしっかりと考え、 そこから空間に落とし込んでいくことが重要だと改めて感じました。 ・RED° BRAND OFFICIAL WEBSITE:https://red-brand.jp/ ・RED° TOKYO TOWER OFFICIAL WEBSITE:https://tokyotower.red-brand.jp/

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