インサイドジール

体験型イベントの事例5選!
成功に導くポイントも解説

2026.08.20

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近年、SNSや動画メディアの普及により、広告やパンフレットだけでは商品・サービスの魅力を十分に伝えきれない場面も増えています。

そこで注目されているのが、来場者が実際に見て、触れて、体験できる「体験型イベント」です。

一口に体験型イベントといっても、PRイベントや展示イベント、参加型イベント、オンラインイベントなど、形式はさまざまです。

本記事では、体験型イベントの事例を交えながら、成功につながるポイントを解説します。

体験型イベントの事例5選

実際の事例を見ることで、どのように来場者の興味を引き、商品やブランドの魅力を伝えているのかがわかりやすくなります。

今回は、ジールアソシエイツが手がけた体験型イベントの事例として、次の5つを紹介します。

  • Journey To Experience Macao “旅するマカオ祭”
  • ノーリツ おふろまるごとそうじ展
  • 麻布台ヒルズ 納涼祭り 2025 Azabudai Hills Matsuri 2025
  • なりたい自分に変身しよう ENOG Hair Art Fes
  • 海洋プラギョミ大図鑑 by JOIN\:THE POWER OF CLOTHING

以下からは、それぞれの事例について詳しく解説します。

Journey To Experience Macao “旅するマカオ祭”

「Journey To Experience Macao “旅するマカオ祭”」は、マカオの観光の魅力を来場者に体験してもらうために開催されたPRイベントです。

会場では、マカオの歴史や文化、食、エンターテインメントを「旅するように」楽しめる体験設計をしました。

入口には空港の出発ゲートをイメージした「Welcome Gate」を設置し、会場に入った瞬間から旅行気分を感じられるようにしています。

会場内には、以下のようにマカオを旅行しているような複数の体験スポットを展開しました。

  • 歴史的建築をモチーフにした広場や受付
  • マカオの世界遺産を巡っているような写真が撮れるフォトスポット
  • マカオの街並みを背景にぬいぐるみを撮影できる「ぬいフォトエリア」
  • ネオン風グラフィックで彩られたストリートマーケット風の空間

また、キッチンカーでは、メニュー選びから装飾までこだわったグルメ体験を演出。

スタンプラリーや旅行タイプ診断、巨大ガチャ、各所に配置した「マカオトリビア」などを通じて、来場者が楽しみながら自然に会場を見て回りたくなる仕掛けになっています。

マカオを旅行しているような体験を来場者に提供し、実際に「行ってみたい」と感じてもらえる会場づくりを行いました。

Journey To Experience Macao “旅するマカオ祭”

ノーリツ おふろまるごとそうじ展

「ノーリツ おふろまるごとそうじ展」では、イベント全体のプロデュースをしました。

「おふろはおふろが掃除する時代です。」というメッセージを軸に、会場全体を白を基調としたデザインで統一し、製品の先進性と清潔感を表現。

スイッチを押すだけで、浴室や浴槽、配管を自動で洗浄できる技術・製品の展示を来場者に体感してもらえるようにしました。

また、カビの実態やカビ対策、おふろ掃除の悩みを分かりやすく伝えるため、情報の見せ方にもこだわっています。

スペース内には「おふろが沸きました」のアナウンスでおなじみのお湯はり完了メロディーの特別バージョンを流し、来場者が楽しみながら製品や技術への理解を深められるようにしました。

ノーリツ おふろまるごとそうじ展

麻布台ヒルズ 納涼祭り 2025 Azabudai Hills Matsuri 2025

「麻布台ヒルズ 納涼祭り 2025」では、ジールアソシエイツが企画、デザイン、キービジュアル制作、施工までを担当しました。

「静かな涼」をテーマに、バナーやチラシ、屋台什器などのデザインを統一し、会場全体に涼やかな世界観を演出しています。

屋台装飾には風に揺れる麻素材を使用し、視覚的にも涼しさを感じられる空間をつくりました。

会場は、縁日エリア、飲食屋台エリア、自由飲食スペースに分け、来場者が回遊しやすい構成に設計しています。

さらに、インフラ手配や安全管理、出店者の運営管理まで一貫して対応し、安心して楽しめる体験型イベントを実現しました。

麻布台ヒルズ 納涼祭り 2025 Azabudai Hills Matsuri 2025

なりたい自分に変身しよう ENOG Hair Art Fes

「なりたい自分に変身しよう ENOG Hair Art Fes」は、ヘアカラーブランド「ENOG」の魅力を一般の来場者に伝えるための体験型イベントです。

テーマは「なりたい自分に変身しよう」。

自由自在に自分らしさを表現し、新しい自分になることができるというメッセージを、来場者が気軽に体感できるイベントとして設計しました。

会場では、次の3つの体験コンテンツを用意しました。

  • ENOGで染めたマネキンの中から好きな色に投票する「推しカラー投票」
  • ヘアスタイリストとアーティストによるライブステージ
  • カラー剤を使ったエクステ体験

「推しカラー投票」では、来場者が自分の好きな髪色を選ぶことで、ブランドの色の幅広さを自然に知ることができます。

また、専門的な説明を聞かなくても、見て選ぶだけでENOGの魅力に触れられるようにしています。

ライブステージでは、ENOGのヘアカラーを生み出すスタイリストと、絵の具でアート作品を生み出すアーティストがコラボレーションする演出を行いました。

ヘアカラーとアートを組み合わせることで、髪を染めることを自己表現のひとつとしてポジティブに伝えました。

エクステ体験では、ヘアカラーにあまりなじみがない人でも気軽に色の変化を楽しめるように設計。

イベント終了まで行列が途切れることがないほど、人気のコンテンツになりました。

ENOGの認知を広げるとともに、テーマでもある「なりたい自分に変身しよう」を体現するイベントとなりました。

なりたい自分に変身しよう ENOG Hair Art Fes

海洋プラギョミ大図鑑 by JOIN:THE POWER OF CLOTHING

「海洋プラギョミ大図鑑」は、ユニクロの海洋ごみ削減プロジェクト「JOIN:THE POWER OF CLOTHING」の一環として、ユニクロ原宿店で開催されたイベントです。

ジールアソシエイツでは、会場のデザイン、施工、体験設計を担当しました。

高さ約2m、幅約4mの大型パネル4枚を図鑑に見立て、海洋ごみ問題の現状や原因、影響を楽しく学べる空間を設計しています。

子どもから大人まで幅広い来場者が、展示を通じて海洋ごみ問題への関心を深められる体験型イベントを実現しました。

海洋プラギョミ大図鑑 by JOIN:THE POWER OF CLOTHING

事例からわかる!体験型イベントを成功させるポイント

成果につながる体験型イベントにはいくつかのポイントがあります。

体験型イベントを成功に導くポイントは、次の通りです。

  • イベントの目的に合ったコンセプトを明確にする
  • ターゲットに合わせた参加ハードルを設計する
  • 楽しみながら理解が深まる仕掛けを取り入れる
  • ブランドや商品の世界観を空間全体で表現する
  • SNSや写真に残したくなる仕掛けを用意する
  • 来場者の動線や運営まで含めて体験を設計する
  • 体験後の行動まで考える

ここからは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

イベントの目的に合ったコンセプトを明確にする

体験型イベントでは、最初に「来場者に何を感じて帰ってほしいのか」を明確にすることが大切です。

目的があいまいなまま企画を進めると、展示、演出、コンテンツ、空間デザインに一貫性が出にくくなります。

たとえば「Journey To Experience Macao “旅するマカオ祭”」では、マカオの歴史・文化・食・エンターテインメントの魅力を伝えるため、「マカオを旅するように楽しむ」というコンセプトを設定しました。

会場内には、フォトスポットやぬいフォトエリア、キッチンカー、スタンプラリーなどを用意し、来場者が楽しみながらマカオの魅力に触れられるようにしています。

また、「ノーリツ おふろまるごとそうじ展」では、おふろ掃除の負担を軽減する技術・製品の価値を伝えるため、製品展示やカビ対策に関する情報展示を通じて、おふろ掃除の悩みと解決策を体感できる場をつくりました。

このように、目的に合ったコンセプトを先に定めることで、空間やコンテンツ全体に一貫性を持たせやすくなり、来場者の記憶にも残りやすくなります。

ターゲットに合わせた参加ハードルを設計する

体験型イベントでは、ターゲットが無理なく参加できる内容にすることも重要です。

どれだけ魅力的な企画でも、参加方法がわかりにくかったり、専門知識がないと楽しめなかったりすると、来場者は体験に入り込みにくくなります。

たとえば「築地本願寺 はなまつり2023」では、子どもや家族連れが楽しみながら仏教文化に触れられるよう、宝さがし、花すくい、花輪投げ、巨大迷路などの体験コンテンツを用意しました。

難しい説明から入るのではなく、遊びを通じて自然に文化へ触れられる設計にしています。

また、「ENOG Hair Art Fes」では、ヘアカラーに詳しい人だけでなく、初めての人でも楽しめるように、好きな色を選ぶ投票やエクステ体験を用意しました。

実際に髪を染めることに抵抗がある人でも、気軽にブランドの世界観を体験できます。

ターゲットに合わせて参加ハードルを下げることで、より多くの来場者が自然に体験へ入りやすくなるのです。

楽しみながら理解が深まる仕掛けを取り入れる

体験型イベントでは、「楽しかった」で終わらせず、商品やサービスへの理解につなげることが大切です。

そのためには、来場者が楽しみながら自然に学べる仕掛けを用意する必要があります。

ノーリツ おふろまるごとそうじ展」では、おふろ掃除の負担を軽減する技術・製品の展示に加えて、おふろ掃除の悩みやカビ対策をわかりやすく伝える工夫を取り入れました。

さらに、音の演出を組み合わせることで、製品の特徴を楽しみながら理解できる構成にしています。

Journey To Experience Macao “旅するマカオ祭”」では、グルメ、街並み、世界遺産、ステージコンテンツなどを通じて、マカオの観光資源を多角的に体験できるようにしました。

来場者は会場を回遊しながら、自然にマカオの魅力を知ることができます。

遊びと学びを組み合わせることで、来場者の納得感が高まり、イベント後の商品理解や検討行動にもつながりやすくなるのです。

ブランドや商品の世界観を空間全体で表現する

体験型イベントでは、展示物や説明パネルだけでなく、会場全体でブランドや商品の世界観を伝えることが重要です。

入口、動線、照明、装飾、映像、音、スタッフの対応まで含めて一貫した印象をつくることで、来場者はブランドを感覚的に理解しやすくなります。

たとえば「ノーリツ おふろまるごとそうじ展」では、白を基調とした空間デザインによって、清潔感と先進性のあるブランドイメージを表現しました。

また、「WinActorラウンジ2021 in COBOTPIA」では、オリジナルのバーチャル空間を構築し、オンライン上でも参加者が回遊しながら情報収集できる没入感のあるイベント環境を設計しました。

このように、ブランドや商品の価値を空間全体で表現することで、来場者の印象に残る体験を設計しやすくなります。

SNSや写真に残したくなる仕掛けを用意する

体験型イベントでは、来場者が思わず写真や動画を撮りたくなる場面を用意することも大切です。

写真に残したくなる仕掛けがあると、来場者の満足度が高まりやすくなるだけでなく、イベント後にSNSなどで体験が共有されるきっかけにもなります。

Journey To Experience Macao “旅するマカオ祭”」では、マカオの街並みや世界遺産をモチーフにしたフォトスポット、ぬいぐるみと一緒に撮影できるエリアなどを設けました。

来場者が写真を撮りながら会場を楽しめるため、自然な回遊にもつながります。

築地本願寺 はなまつり2023」でも、白い象やお釈迦様をテーマにしたフォトスポットを用意し、親子で思い出を残せる空間をつくりました。

写真に残る体験は、イベント後も来場者の記憶に残りやすくなります。

ブランドやイベントの認知を広げるうえでも、撮影したくなる場面づくりは大切なポイントです。

来場者の動線や運営まで含めて体験を設計する

体験型イベントの満足度は、企画やデザインだけで決まるものではありません。

受付、誘導、待機列、回遊ルート、ステージ前の案内、ノベルティ配布、スタッフ対応など、当日の運営品質も来場者の印象に影響します。

たとえば「Journey To Experience Macao “旅するマカオ祭”」では、会場内の回遊、ステージ前の誘導、ノベルティ配布、登壇者や関係者のアテンドなど、来場者が快適に過ごせるように運営面まで細かく設計しました。

オンライン開催の「WinActorラウンジ2021 in COBOTPIA」では、参加者がバーチャル空間を迷わず移動できるように動線を設計し、参加者が必要な情報を得やすいようにしました。

リアルイベントでもオンラインイベントでも、来場者がどこから入り、どこで立ち止まり、何を体験し、次にどう動くのかを考えることが大切です。

スムーズな動線と丁寧な運営があってこそ、体験全体の満足度は高まります。

体験後の行動まで考える

体験型イベントは、その場で楽しんでもらうだけでは十分ではありません。

イベント後に、来場者にどのような行動を取ってほしいのかまで考えて設計することで、ビジネスの成果につながりやすくなります。

たとえば、商品やサービスへの理解を深めてもらいたい場合は、体験後に資料請求や問い合わせにつながる導線を用意することが大切です。

一方で、ブランドの認知拡大を目的とする場合は、SNSで共有したくなる仕掛けや、イベント後も思い出せるノベルティなどを設計に取り入れるのがおすすめです。

このように、体験後に何を感じてもらい、どのような行動につなげたいのかを先に決めておくことで、イベントの成果をより具体的に設計できます。

体験型イベントで商品・サービスの魅力をアピールしよう!

体験型イベントは、商品やサービスの情報を一方的に伝えるだけの場ではありません。

来場者が実際に見て、触れて、試して、楽しむことで、企業やブランドの魅力を自分ごととして捉えてもらうための場です。

「商品を知ってもらう」「サービスを検討してもらう」「ブランドへの印象を高める」など、目的に合わせて体験の流れを設計することで、イベントの成果はより明確になります。

私たちジールアソシエイツは、展示会やPRイベント、ポップアップストア、カンファレンスなど、さまざまな体験型イベントの企画・制作・運営を手がけてきました。

企画立案、空間デザイン、グラフィック、映像、設計、施工、当日の運営まで一貫して対応し、来場者の心に残る体験づくりをサポートします。

体験型イベントや展示会ブースの企画・制作でお悩みの企業担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください。