インサイドジール

【ミライデザイン研究所】空間におけるコラージュ表現の可能性-後編-

2023.01.05

クリエーティブ本部 デザイナーのMです。

【ミライデザイン研究所】とはーーー
空間デザインの領域から一歩外に飛び出し、
考え方やデザインの成り立ちについて考察、 予想し、アイデアにプラスしていく、そんな企画です。

前編に引き続きまして、
今回のトピックは、世界に誇る日本の建築家が手掛ける建築物である、藤本壮介氏「東京アパートメント」についてお届けいたします。

【東京アパートメント】

「東京アパートメント」は東京都板橋区の集合住宅に立地し、
一般的な三角屋根の家を動かしながら重ねたような外観が特徴の建築物です。
地下がRC造それ以外は木造というシンプルな構造ですが、5つの家が複雑に重なっており建築の可能性を広げた作品だと感じました。

家型の躯体の積層とズレより外と内の間に中間領域が生まれ、街の中にいるのか外にいるのかわからなくなる空間となっています。
これこそが「東京らしさ」という藤本壮介氏の考え方が表現されている部分だと感じました。
また、この中間領域はロフトもあれば、梯子や外階段といった動線に繋がる部分であったりと様々な形状で構成されています。

【まとめ】
意匠だけでなく、環境や使い手、構造、その建物の現在と未来、作るもの一つ一つにしっかりとしたコンセプトがあり、
その上でカッコ良いデザインを作ることが本来のデザイナーの姿であるべきだと思いました。
これは我々の業界にも通じる話であり、クライアントの意向、人の動線、商品の見せ方、環境、構造等、
これらの条件をしっかり抑えた上でコンセプトを考え形作ることで、総合的に説得力のある美しいデザインになっていくと思います。
これからも様々な建築物やデザインを見て学び、吸収し、
クライアントの求めるものを超えたデザインを提案できるデザイナーになっていきたいです。
今回、世界に誇る日本の建築家として「隈研吾氏」と「藤本壮介氏」を選ばせていただきましたが、他にも沢山の建築家・建築物があります。
是非、皆さんも様々な建築物を見学しにいっていただけたらと思います。


 

※藤本壮介氏「東京アパートメント」概要※
・東京都板橋区のごく一般的な住宅街に立地している。
・四角い箱に三角の屋根という、多くの人が思い浮かべる家の形をした部屋が5つあり、
それが少しずつ動かして重ねたような外観が人目を引く。