インサイドジール

ミラノデザインウィーク視察④

2019.04.30


さて、フィエラサローネの続きです。
いろんなブースがありましたが、その中でも群を抜いて印象に残ったブースが2つありました。
まず1つ目は「PRECIOSA」(プレシオサ)ブースです。

PRECIOSAは、ボヘミアクリスタルを製造するチェコで一番有名な高品質クリスタルジュエリーとオブジェを作る会社で、独自の製法と加工法によるカッティング技術、クリスタル・ガラスといった製造技術を生かし、最近ではアクセサリー製品の製造も行っているそうです。


アーチ状の隙間から覗く、ボリュームのある照明が気になって入りたくなる外観です。
ブースの中からは「キン、キン」、「カン、カン」というような、ガラスを叩いたような音が聞こえてきてより興味をそそります。
ブースの中は大きく分けて3つのエリアがありました。
1つ目はこちら。
この照明の下には台とグラスが置いてあり、そこで乾杯をすると音を立てながら照明がキラキラと点滅しました。

2つ目はこちら。
これは照明の1つに穴が空いているものがあり、そこにふーっと息をふきかけると音と共に光り輝きます。


そして3つ目がこちら。
今回の目玉だと思われる、一番多く照明がつけられたエリアでした。
回転している台の上にデフォルメされた馬のオブジェが展示され、メリーゴーランドのようですごく可愛かったです。
そしてここではハグをすると照明が音と共に光り輝く仕組みというメルヘンさ。


写真では伝わらないと思うのでぜひ動画を見てみてください。

このブースのよかったところは、体験を通して製品の良さが伝わり、記憶に残ったところです。
そして大の大人たちがはしゃいでグラスを鳴らしたりハグしたりしていて、コミュニケーションが生まれ、この製品を通して仲良くなれそうな感じがありました。
私の上長もイタリア美女に頼んでグラスを鳴らしてもらってました。笑
言葉がわからなくても説明のいらないブースです。
実は初めは何かアクションを起こすと照明が変化するということに気がつかなくて、気づいた後はわくわくしぱなっしでした。
そして、印象に残った2つ目のブースは「SWAROVSKI」ブースです。
偶然、スワロフスキーもプレシオサと同じ業態ですね。

外観はひとつひとつ切り欠きの異なるルーバーで覆われ、出入口が1つだけの完全クローズブースでした。
一見真っ黒に見えますが、単純な黒塗りではなく少し緑がかったオイルステンを塗っているのかなと思います。

中に入るといくつもの布のレイヤーが重なったトンネルのような空間になっていて、まるで森の中に迷い込んだかのような、そんな感覚にさせてくれます。
桜の枝をモチーフにしたような照明もあり、より森の中を彷彿させてくれます。


写真が上手く撮れず白飛びしちゃっていますが、この暗い空間で見る製品がもう、それはそれは美しかったです。
ひたすら「きれい!かわいい!ほしい!」と心の中で言ってました。

光をガラスに通すと乱反射してとてもキラキラと輝いていました。
白の方が光が広がりやすいので、照明を扱うときはよく白を使うんですが、この場合は黒がすごく良いです。
シャンデリアのコーナーは植物も一緒に展示されさらにおとぎ話の中に入ったような気になります。

狙ったことなのか、そうでないのかわかりませんがルーバー状の天井から漏れた光が木漏れ日のような効果を出していました。
全体的に暗いブースですが、商談のエリアだけとても明るくなっていました。すごくゴージャスな雰囲気です。

スワロフスキーブースのよかったところは、プレシオサブースのような体験とは少し違う体験ができた点です。
製品のテーマや特性を活かし、いかに製品を良く魅せるかに重点を置き、ブースを作り込んだところに感動があり記憶に残りました。
フィエラサローネ編はこれで終了です。
次はフォーリサローネの展示について書いてきます。