ミラノデザインウィーク視察①

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4/9(火)〜14(日)まで行われていたミラノサローネの視察に3名で行ってきました! 3泊5日の弾丸の旅です。 ここでは何回かに分けて今年のミラノサローネの様子を紹介していきたいと思います。 デザインをしている人、好きな人なら聞いたことがあると思いますが、そもそも「ミラノサローネ」ってなに??ということから簡単に説明したいと思います。 日本では「ミラノサローネ」の通称を使うことが多いですが、正しくは「ミラノサローネ国際家具見本市」といいます。 世界の最新作の家具が集まるお披露目の場です。 1961年に第一回が開催され、長い歴史のあるもので、今や家具だけではなく、家電、IT、ファッション業界など世界のトレンドとして影響を与えるようになっています。 ミラノサローネの中でも、ローフィエラという展示会場で行われるものが「I SALONI(イサローニ)」、街中で行われる「FUORI SALONE(フォーリサローネ)」があります。 この期間はミラノデザインウィークと呼ばれ、ミラノがお祭りのように活気づくのです。 ローフィエラは日本でいう東京ビッグサイト。 でも規模はビッグサイトの約2倍の広い会場なのです! (ローフィエラ:約21万㎡、ビッグサイト:約9.5㎡) なので1日で周るのはとてもハード。 1日では見きれません。 フォーリサローネは、トルトーナ地区、ブレラ地区などあちこちにちらばって既存の建物や倉庫の中で展示をしています。 インスタレーションなど体験型の展示が多いです。 こちらも1日で周るのはとても無理。 2日でも見きれません。。 さて、規模の大きさは伝わったでしょうか。 次回からは展示内容について紹介していきます!

TOKYO GAME SHOW 2018 Cyber Agent Group Booth

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ブースの成功をただひたすらに追い求め、各社の役割を超えて前のめりに取り組んだ。 受注までのストーリー ZEALのクリエーティブを高く評価して頂いたお客様から、今回のクライアント様をご紹介頂きました。 それが本案件の始まりです。 「とにかくぶっ飛んだブースデザインを!」この熱いクライアントのお題に対して、ZEALらしく期待を上回るプランを、 営業始め社内各部門がワンチームになり必死に考え抜きました。 東京ゲームショウは、サイバーエージェントグループ3社の合同出展ブースで、 1ブースの空間に各社の要望をバランス良く叶えていく必要がありました。 3社様ともご要望のハードルは高く、各ゲームタイトルの世界観を丁寧に理解し、そして空間に最大限表現できるようにする事が大きなポイントでした。 ただの”展示会屋さん”ではなく、高品質なクリエーティブを発信できる企業だと伝えたい。 クライアントを恋人だと思え ご提出する1枚1枚の図面や各種書類などはもちろんのこと、 先方とのやりとりまで細かく気を配りました。 「クライアントを恋人だと思え」(注:弊社「情熱主義」No.11)という言葉通り、まさに女性を口説く時のスタンスです。 喜んでもらうためにできることは全てやりたい、お客様の驚いた顔を見たい という気持ちを持って取り組みました。 その想いが実って受注の連絡を頂いた時は、本当に本当に嬉しかったです。 有名企業様の販促活動に関わっていくことの責任感を改めて感じ、 そして私自身も更に成長できるよう、納品するブースだけを考えるのではなく、日頃のやりとりも含めて最高のサービスをご提供したい!と、意気込みました。 提案以上の実物をつくるために安全性とクオリティの両立 ご要望の通り、まさに「ぶっ飛んだブースプラン」をご提案させて頂いたことは、まさに私達にとっては大きな挑戦でした。 ブースの目玉のひとつにバンジートランポリンがあったのですが、 レギュレーション(注:造作の高さの制限など展示会ごとに決められた装飾ルール)と、その後のご要望に収まる最適なものを探す為に、それを所有する日本のほぼ全ての会社に問い合わせし検証を行いました。 最終的に沖縄県にある備品会社の製品の中に、我々が追い求めていた理想のバンジートランポリンがありました。 1つ1つがドラマでした。 展示会には不特定多数の来場者が訪れます。その全ての行動を想像し、安全性を確保するために事務局と度重なる協議を行いました。ブース内でも他ゲームタイトルとのバランスを考慮し、サイン計画や色合い、証明計画など全体のトーンの調整を図りました。 今回ZEALはブースの企画・デザイン設計・施工をお任せいただきました。 ステージに関わる運営や進行などブースで発生することの全てを自分ごととして捉えて取り組み、GOAL=イベントの成功を全員で目指して、立ちはだかるハードルの一つ一つの最適解を、関係各所とうまく連携しながら出していきました。 その結果、クライアント様、運営、進行、テクニカルを担当した企業様と、 最高のチームが出来上がったと思います。 その中にZEALが加われた事は誇りに思います。 この案件を担当して 何度裏どりを重ねても、リアルな仕事には色んな事が起きます。 ギリギリまで良いものを詰めていく中に苦労もありましたが、得られた喜びもひとしおでした。 ものつくりを進めていく中で、プロとしてご要望と、それが叶う製作工程管理は重要で、 「何処かで物事に線を引くのは大切なことである」と思っています。 最終的な目的を達成するためには、たまにはその線をまたぐ、 限界と思っていた事に挑戦することも、大切だと改めて学びました。 同じベクトルに向かっている人たちと協力していいものを作り上げるという姿勢をもつこと、 周囲の人たちみんなを同じモチベーションにもっていくこと、 そして良い体験を作るための環境作りをする事、 これを今後も意識するように心がけています。

TOKYO GAME SHOW 2017 KONAMI Booth

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受注の決め手となったのは、 クライアントに対する強い想いと“愛” 受注までのストーリー あるご縁をきっかけとして、その年の3月に内装案件を担当させていただきました。それがコナミ様との出会いでした。 無事にその納品を終えたのち、展示会などの販促活動も是非提案させてほしいというアプローチを開始しました。 テレビ局主催の屋外大型イベントで、美術造作のプロデュースを長年担当してきたZEALには、 BtoCイベントのノウハウが沢山蓄積しています。 私たちの信念は、かっこいいデザイン、ただ目立つ造作、といったブースの見た目よりも、 来場者の皆様にその空間でどのような体験、驚きを提供するか、 どのような想いを持ち帰ってもらうか、というExperience Designに重きをおいています。 そのZEALの強みを是非活かしたいという強い想いが通じ、東京ゲームショウのコンペにお声がけいただきました。 クライアントの要望をカタチに ステージにesportsを取り入れたい、各ゲームタイトルごとの世界観を存分に表現したい、などの御要望に対し、営業担当、クリエーティブディレクター、デザイナー、映像ディレクター 総勢7名のチームでプランに取り掛かりました。 コンペ提案の準備は、まず展示される製品についての猛烈な勉強から始まります。実際にプレイしたり、ファンの意見を集めたりして製品知識を深めていき、最終的に、製品に対する強い気持ち=愛がたくさん詰まったプランが出来上がりました。 インパクトのあるプレゼンテーションで心を掴む またZEALの強みは、豊富なノウハウ、表現力の他に、コストパフォーマンスの良さも挙げられます。 コンペの競合相手には広告代理店も名を連ねていた中、予算の全てをクライアントの為に使える直接取引の利点を活かし、 ブース造作やステージ演出のボリュームを最大限に引き出しました。その圧倒的なボリュームを臨場感たっぷりに伝える為、 ご提案の際はブースの外観、内観をより深くご理解いただくためウォークスルーのCGムービーを構成し、 実際にこのプランが出来上がったらどうなるか、来場者の目線になって1つずつ想像していただくことができました。 納品まで ブースで展示するゲームタイトルは多岐に渡っており、各コーナーの造作と、ステージで行うプログラムとで、 それらの世界観をそれぞれ表現する必要があるため、図面や進行台本は膨大な数となりました。 全体の責任者としてプロジェクト管理を行なっていましたが、なかなか一筋縄でいかないこともあり、やりがいも苦労もありました。 やりたいことが多いということは、関わる協力会社の数も多いということ。 その各社と緻密な連携をとって段取りを組み、チーム一丸となって現場に臨みました。 出来上がったブースを見たクライアントからは、「今までは、実際に出来上がったブースが想像以下で残念に感じることがよくあったけど、 ZEALのブースは提案してもらっていたCGパースの通りで、クオリティが高いね!」と嬉しいお言葉を頂きました。 準備期間だけでなく、施工現場、ステージリハーサル、会期中、と苦労やハードルは少なくありませんでした。ただ、東京ゲームショウの中で圧倒的な存在感を放つKONAMIブースを「絶対に成功させるんだ」というチーム全員の熱い想いで、各自の任務を全うし、無事に会期を終えることができました。 提案以上の実物をつくるために この案件をきっかけに良好な関係が続き、その後多くの案件をお任せいただいています。 翌年の東京ゲームショウも、ゲームタイトルへの理解とKONAMIブースへの愛が 他を圧倒したということで、見事連続受注を勝ち取りました。 クライアントとワンチームになり、これからも最高の空間を創り上げていきたいと思います。

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